予防接種の関わりと緩和の薬の組み合わせの実施

非薬物療法での関わりと合わせて薬物療法の両方を行います。

方針イメージ

薬で「痛み」を和らげても「怖い」は止まらない。だからこそ専門職のお子様との関わりがあります

大人でも「痛み」と「恐怖」って感じ方って人それぞれですよね。これを「痛みの認知」っていうんですけど、「痛みをどう捉えるか」ってのは人それぞれなんです。だから「痛みは主観」っていう言葉があるんですね。主観だから仕方ないってわけじゃなくて、痛みへの恐怖を乗り越える力を子ども自身が持てるように、そして周りの大人が支えられるようにすることで、「恐怖」から「不快な体験だけど、対応できる」って感じに変えていけたらいいなと思ってます。痛みへの対応を受ける機会を大切に考えて、関わっています。
どんなに薬で感覚が鈍くなっても、怖いと痛く感じて、辛い体験になることもあるかもしれません。でも、薬と一緒に専門職が関わりサポートします。
子ども自身がその経験を通して、他の人も含めて、苦痛がある人へ、人として関わる大切さを学べる機会になってくれたら嬉しいなと思って取り組んでいます。

痛みを我慢ではなく、色々な支援と方法で「対応」します。

関わりの流れについて 薬物療法と非薬物療法の取り組みの紹介

1.非薬物療法

どんなに小さい赤ちゃんでも、どんなに大きくなった高校生でも痛みは緊張し、ストレスを生じる出来事です。「我慢」「かっこわるい」「はずかしい」などありません。

年齢に合わせて、説明や関わりを行います。大きいから大丈夫なんて思っていません。泣かなかったから痛くなかったなど軽く受け止めるようなことはしません。

具体的には、代表的な方法に緊張緩和を促す呼吸法などがあります。
2~3歳から就学前後までのお子様へは、プレパレーションやディストラクションを用いた関わりにより痛みへの対処力や方法を用いて恐怖や不安といった状況へ対して緩和と軽減する方法があります。

関わり方は以下のような方法をできだけとります

当院での予防接種を受ける子どもへの非薬剤療法的関わり

1,来院後したときの関わり
信頼関係作りを大切にし、医療者も家族も全員で子どもを中心にどう取り組むか考える支援をします事前の信頼関係のための近付きのために子どもとの関わりを看護師はできるだけ行うようにしています。看護師はその中で今回の予防接種への子供の取り組むための心の準備として前回の様子や、今回どのようにしたいかを子どもと相談し合います。
2.実施中の関わり
「怖い」に集中しない関わりが大切 実施中は年齢に応じたディストラクションを行い、乳児には温和で穏やかな、幼児には注意転換など、学童期には呼吸法や注意転換法・筋弛緩法など声をかけて実施します。「待つ」ことによる混乱の増強もあり、心を整理し向き合うこともできる極度に緊張が高い場合などは時間や空間を変えて、子ども自身が向き合えるタイミングを大切にします。
その子の行動を認め、ともに行い無事に終えたことへの感謝を伝える対等な関係 お母さんにしっかり抱っこされながら注射を頑張っているお子さんに対し、看護師が「今すごく頑張っているね、動かずに危なくないようにできているのはすごい。ありがとう」と寄り添い、具体的な行動を認めて褒める声かけは、小児看護においてとても大切なアプローチです「自分でできた」という達成感や自尊心が芽生える時期です。ただ「我慢しなさい」と抑え込むのではなく、「じっと動かずに頑張っていること」「安全に受けられたこと」という自発的な行動そのものを言葉にして認め、感謝を伝えることで、子どもは「自分は上手にできた」「かっこよかった」という自信を持つことができます。こうした肯定的な声かけ(ストローク)や、事前の相談、自分で選ぶプロセスを大切にすることで、注射に対する恐怖心やトラウマを和らげ、次の受診への安心感につながっていきますね。
3,実施後の関わり
注射が終わった後も、ともに乗り越えた関係性の中で関わり、家庭に持ち帰ってもらう関わり予防接種で子ども自身が望む方法など取り入れた様子を記録し、家庭に持ち帰ってもらうために「頑張ったねカード」を用意し、記録内容を家庭でも確認するとともに次回に活用できるように保護者の方にも説明をします。

痛みへの薬物療法(局所麻酔薬による緩和)

局所麻酔薬による疼痛コントロール
「痛み」の刺激への薬物療法を用いた取り組み      
用法用量について保護者様が医師・看護師の説明をよく理解した上で投与していただきます。ただし、医師が安全性を考慮して処方しない場合もあります。処方される薬剤は、体重に合わせた投与量と方法を守っていただきます。
当院の局所麻酔使用希望の方の流れ
自費診療として薬剤を使用するため、必ず事前の予約と説明をご理解いただいて実施しております。
予約は「局所麻酔処方予約」がweb予約にありますのでご予約をお願いします。

以下の流れで行います。

局所麻酔薬による疼痛緩和の申し込みの流れ

痛み緩和の局所麻酔薬について

局所麻酔薬は、針を刺す部分など、痛みを感じる神経に作用して痛みを軽減する薬です。レーザー治療にも使われます。当院では、希望の方に局所麻酔薬をお渡ししています。本院ではリドカイン・プロピトカイン配合剤のエムラクリーム・パッチ○Rを使用します。

予約から予防接種までの流れ

1.はじめに:利用の説明と薬物を受け取る予約を「局所麻酔薬処方外来」
局所麻酔薬の説明と処方のためにWEB予約にて「局所麻酔処方予約」を取ります。予防接種の予約もお取り下さい。
2.説明と受け取り予約 局所麻酔薬処方外来の来院と受け取り
説明と処方を来院して受けます。費用は部位等によって異なります。
3.局所麻酔薬の費用
乳児用のクリームは、固定被覆用のフィルムシートを合わせて1500円
幼児から大人用のパッチは1枚750円~(注射数で増えます)
4.予防接種当日1時間前:家庭内での局所麻酔薬の使用
説明を受けた「量」「部位」「時間」を守って頂き使用して頂きます。
5.予防接種来院: 予防接種確認と拭き取り、接種実施
予防接種前にスタッフが確認します

詳細な使用方法は実際に希望される方へ説明致します。

局所麻酔をお考えのかたは、説明への予約をお願いします