診療所看護と病児保育の看護の組み合わせ

ここ数年診療所看護のあり方として小児看護の地域医療を考え、一年半前に病児保育事業を開始しました。

クリニック開業し5年間診療所看護を行いながら、地域での看護実践の中で「診療所看護」と「病気の子どもをデイサービスとしてあずかる」の組み合わせを行っています。

地域で生活する子どもたちのご家庭での発病してからの経過が診療所よりさらに預かることで明確に分かるようになったように思います。自分が看護として提供するのは健康の回復と維持増進であるならば、預かりながら子どもたちそれぞれの健康状態を保護者様とともに考えてゆける機会となるのだと思います。また、看護の技を地域の中で実践し、より家庭に近い存在として技をお伝えするのも、病児でお預かりするからこそであると思います。詳細な現状の健康状態を把握し、創意工夫したその子どもにあった看護を提案できるのも診療所での診断と治療方針決定に参加しそれを病児保育室で実施評価できるからこそと感じます。

今後、少子社会はとどまることは難しいですが、子どもたちひとりひとりを地域で育てるために診療所での看護を病児保育でさらに実践してゆくことがたいせつだなぁ、小児科や小児看護が地域で生き残るにはこのような子どもと家族に横軸も縦軸もかかわる医療で無いといけないんだなぁなどを感じています。

2021年09月17日