・予防接種について(小児の予防接種の説明と当院の考え方)

当院で行っている予防接種

定期接種

・ ヒブワクチン・ 肺炎球菌ワクチン・ 四種混合ワクチン・ MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)・ 水痘ワクチン・ 日本脳炎ワクチン・ 二種混合ワクチン・ B型肝炎ワクチン(平成28年4月1日以後に生まれた方、1歳未満まで)


任意接種
・ ロタウイルスワクチン(ロタテック)
・ B型肝炎ワクチン
・ A型肝炎ワクチン
・ おたふくかぜワクチン
・ インフルエンザワクチン(11月〜翌年1月)
#当院では、製薬会社の事情によるワクチンの品薄状況により、日本脳炎ワクチンの実施を見合わせております。接種を希望されておられる患者様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承くださいます様お願い申し上げます。また、MRワクチンについては品薄ではありますが、数本入荷しておりますので、MR1期(1歳〜2歳未満)を対象に行います。

当院で推奨するワクチンスケジュール
#当院では、年齢制限と決められた接種期間、およびうつる可能性の高い病気を優先し、同時接種(*)を前提にスケジュールをたてていきます。
(単独接種もしております。ご家族の方々のご意見をお伺いしながら、より効果的なスケジュールをたてていきますのでご相談ください。)
#この平成28年10月より定期接種になったB型肝炎ワクチンは、厚労省のお勧め通り生後2ヶ月からヒブ、肺炎球菌と同様に接種するワクチンです。ロタウイルスワクチンは生後6週から接種でき、一回目の接種は生後14週6日までに行います。生後2ヵ月になったらまずこれらの4種のワクチンを接種できるように、予約しましょう。

①生後2ヵ月
「ヒブワクチン(1回目)」「肺炎球菌ワクチン(1回目)」、「B型肝炎ワクチン(1回目)」、「ロタウイルスワクチン(1回目)」を同時接種。
②生後3ヵ月になり、かつ、前回接種から4週間後
「四種混合ワクチン(1回目)」、「ヒブワクチン(2回目)」、「肺炎球菌ワクチン(2回目)」、「B型肝炎ワクチン(2回目)」、「ロタウイルスワクチン(2回目)」 を同時接種。
③4週間後/生後4ヵ月頃
「四種混合ワクチン(2回目)」、「ヒブワクチン(3回目)」、「肺炎球菌ワクチン(3回目)」を同時接種。
④1週間後/生後4ヵ月頃
「BCGワクチン」
※BCGワクチンは、4ヶ月健診と一緒に区役所にて受けることができます。区役所のBCG接種施行日と日程が合わない場合には、改めて予防接種のスケジュールを組み直します。
⑤4週間後/生後5ヵ月頃
「四種混合ワクチン(3回目)」、「ロタウイルスワクチン(3回目)」を同時接種。
⑥4週間後/生後7ヵ月頃(〜1歳まで)
「B型肝炎ワクチン(3回目)」を接種。
⑦1歳の誕生日頃
「麻疹・風疹混合ワクチン(1回目)」、「肺炎球菌ワクチン(4回目)」、「ヒブワクチン(4回目)」を同時接種。
※肺炎球菌ワクチン4回目は3回目より2ヶ月、ヒブワクチン4回目は3回目から7ヶ月あいていないといけません。
⑧4週間後/生後1歳1ヵ月頃
「水痘ワクチン(1回目)」、「おたふくかぜワクチン(1回目)」を同時接種。
⑨1歳半~2歳前
「水痘ワクチン(2回目)」「四種混合ワクチン(4回目)」を同時接種。
⑩3歳~4歳
「日本脳炎ワクチン(1回目)」の1~4週間後に(2回目)、その1年後に(3回目)。

以後
5歳~7歳未満
「おたふくかぜワクチン(2回目)」
就学前
「麻疹・風疹混合ワクチン」(2回目)
9〜12歳
 「日本脳炎ワクチン 二期」
11〜12歳
 「二種混合ワクチン(破傷風、ジフテリア)」

(*)同時接種のメリット
1.各ワクチンの接種率が向上し、子どもたちがワクチンで予防できる病気から早期に子どもたちを守ることができます。
病気には好発年齢や好発時期がありますので、それらの病気を防ぐため、予防接種のタイミングが重要です。一方で、子どもたちは風邪や病気で接種スケジュールが狂うことがしばしば見られます。タイミングよく予防接種をするために同時接種は必要です。
2.保護者の経済的、時間的負担が軽減されます

2016年10月15日|予防接種:予防接種について