12歳以上のコロナワクチン接種

当院でもコロナワクチン接種がはじまり半月が経過しました。

コロナワクチンの準備など含めて慣れない行政機関とのやりとりなど始から色々とありましたが、なんとかスタートしました。副反応については当院では接種後に気分が悪く30分ほど様子を見る子はいましたがそれ以外は何事も泣く経過しています。

世界的には若年者の接種率は高齢者の方々に比して低いのですが、当院の地域では中学受験をされる方が非常に多いので接種を早めにされる方も見かけます。ワクチン接種も自己責任と判断ということで、接種を希望されている親御さんとそれに納得してくる子どもたちができるだけ緊張など不要な負担が無いように看護としてつとめなきゃいけないなーと感じております。

当院で接種した子どもたちの直後の反応は「痛くないわ」「ちょっと痛かった」など痛みの反応は様々です。痛みは元々「主観」ですので痛みを増強しないために緊張への配慮した対応や、様々なメディア情報を気にしている子どもたち、古典的なピアジェで言うと「形式的操作期」の子どもたちにどのようなことが痛みを強く感じるかなどを声掛けたりリラクゼーション技法を紹介したり、「大切なのは痛みを強調するのではなく、緊張したあなたをできるだけいつもの心のコンディションに戻して落ち着いて接種できるよう声掛けしています。

打ち終わった後は、終わったことを共にホッとし、状態の変化を話しやすい雰囲気作りに心がけます。いつもはあまり関わりが少ない子どもたちがちょっとした変化を遠慮無く伝えてくれる様に配慮しないとと関わっています。

 

第6波は必ず来るでしょう。「自己責任」の「賢い選択」のために、これまでの社会の結果を積み上げ、他人の受け売りではなく「自分で決める賢明な判断」ができる人間として第6波に備えたいものです。

2021年10月12日